株式投資 売買方法 ~それに付随する基礎知識について~

株式投資

株式投資講座 第5回

~資金を増やしていける投資家を目指して~

 

こんにちは! Kidoです。

さあ、証券口座も開設して、資金も作って口座に入金しました。

これで株式投資をする準備は整ったわけです。

では、次に何をするのか…

まずは、どんな銘柄でも良いですが、できるだけ値動きの小さい銘柄で売買してみましょう♪ あまり値動きの激しい銘柄に手を出すと、やはりリスクが心配ですからね。

 

実際に売買してみることは、一番良い勉強になります。

 

買い注文・売り注文はこうするのか…

持ち株数はこうなるのか…

このように利益・損失がでるのか…

 

そして、自分のお金をトレードするプレッシャーも肌で感じることでしょう!

 

そこで、今回は売買方法それに付随するトレードの基本的な知識について勉強しましょう♪

では、解説していきます。

 

 

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買い注文

まずは、投資の基本は「買い」から入ることです。

例えば、A銘柄に買い注文を入れるとして、以下の買い注文画面をみながら各項目を説明していきますね。

 

【買い注文画面】

※この注文画面は、各証券会社によって多少異なりますし、システム更新に伴って変化もしていくものです。

今回は楽天証券の画面(スマホアプリ版)を例に説明していきますね。

 

まずは、お気に入り等に入れていた銘柄から注文したい銘柄を選択します。

今回はAホールディングス 「注文」ボタンをクリック♪

現物取引をクリック♪

現物取引とは、自分の持ち金(資金)のみで行う取引。信用取引等と対比してそうよばれています。初心者はまずこのトレードからです。

 

では、各項目をみていきましょう!

 

注文方法

通常・逆指値付通常・逆指値とありますが、「通常」でオッケー♪

逆指値については、後で記述します。

 

市場

通常営業時間の取引(平日9:00~11:30 12:30~15:00)の場合「東証」でオッケー♪ 

夜間取引(PTS)をする場合に切り替え必要ということです。

SORも「有効」でオッケー!

この表示通りです↓↓

 

 

 

 

 

 

 

数量

数量には単元といって、100株単位などまとまった数量ずつしか買えないようになっています。なので1株だけ買いたいといっても日本株の場合は無理なわけです。(2018年10月1日~100株単位に統一)

注文画面では単元数量でしか表示されないので、特に迷う必要はないと思います。

 

価格

楽天証券ではこのように価格の項目になっていますが、まず、【指値】【成行】の注文方法を選択する必要があります。

 

指値注文とは自分の買いたい価格を入力し、株価がその価格以下になれば約定します

※約定(やくじょう):売買が成立することを言います。

 

 

もちろん株の基本は安く買って、高く売るです。ですからできるだけ安い価格帯に設定しておく方が良いということです。

 

メリットは、自分のほしい価格で買えることです。

デメリットは、なかなか約定しないことですかね。

 

例えば、現在株価500円のA銘柄に指値価格490に設定したとして、株価が495、493、491、もう少しで刺さる~~(約定する)と思いきや、491、495、501と上がっていき買えなかった。このように買いを逃す可能性があります。

しかし、もちろん今の株価よりも少し高い値段で指値をいれると、すぐに約定することができます。

 

成行注文とは今のおおよその価格帯で買う注文方法です。

 

メリットは、何といっても約定スピードが速いこと。たいてい注文を入れた瞬間にもう約定しています。

デメリットは、思わぬ高い価格(予想外の価格)で約定してしまったとなり得ることです。

 

基本は、指値で買って、指値で売るが最も正確で基本的な売買でしょう。

状況や自分の投資スタイルによって、成行注文も上手く利用していけば良いと思います。

 

執行条件

要はこの注文の執行期間ですね。

【本日中】を選択すれば、この注文は本日の相場が終了すればリセットされます。もし本日中に約定しなければ、リセットされ、買いたければまた次の相場の時間に注文をだす必要があります。

仮に【今週中】を選択すると、その週の月~金までの相場の期間、注文が継続します。ですので、ほしい価格が決まっていれば、いちいち毎回注文を出す必要がないので便利ですね。

 

ただし、私の経験上、このような期間の長い注文は注意しておくことがあります。

例えば、このA銘柄をその日490円で指値注文〈今週中〉していました。約定することなく500円の株価でその日相場が終了しました。相場が終わった夕方や夜にこのA銘柄にとって最悪のニュースがでたり、全体の相場に最悪なニュースが出たりしたとします。すると、翌日の朝、相場開始からスーパー下落。指値していた490円はあっさり約定し(490円で保有)、420円まで下がって、がっつり含み損ができるというパターンです。要は逃げ場を失ってしまうことになるのですね。こんなことには要注意です。

 

※含み損(益):まだ売却(確定)はしていないが、現時点で売却すれば、これだけの利益又は損失がありますよ。という仮の損益額のことを言います。

 

 

口座区分

特定口座は、税金を自動計算してくれる口座。

一般口座は、自分自身で確定申告をしなければいけない口座。

NISA口座は、非課税枠の口座。

 

この3種類のどの口座区分で購入するのかを問われています。

 

まず最初は特定口座で良いでしょう。

取引に慣れてくれば、上手くNISA口座を利用して非課税で利益獲得を狙いましょう♪

一般口座は、税金を自分でする方が面倒なので、あまり選択することはないと思います。

 

今回は【特定口座】を選択でいきます♪

 

あとは、セット注文として、この買い注文と同時に売り注文も同時に執行できたりもします。

※これは基本的な買い・売り注文を理解していれば何も問題ありません。

 

そして最後に取引暗証番号を入力して、執行画面を確認して、買い注文完了です♪

 

以上が、株の購入方法でした。

 

では、次に買った株の保有状況がどうなっていくか、その見方等を解説していきます。

↓↓↓

 

 

株の保有状況

 

保有している株は、銘柄別口座別で管理されます。

 

銘柄別は見当がつくと思います。

例えば、特定口座でA銘柄・B銘柄・C銘柄を各100株買ったとします。

すると、単純にA銘柄…100株

       B銘柄…100株

       C銘柄…100株

と表示されます。

 

次に口座別での話ですが、さきほどの買い付けの説明で、口座区分の話をしました。

特定口座、一般口座、NISA口座に区別されています。

例えば、同じA銘柄を各口座区分で100株ずつ買ったとします。

すると…

特定口座…A銘柄100株

一般口座…A銘柄100株

NISA口座…A銘柄100株

このような表示になりますね。

 

〈平均取得単価とは〉

では、次に平均取得単価の話をします。

※手数料は考慮しないものとして計算します。

 

例えば、A銘柄を株価500円の時に特定口座で100株買いました。

銘柄 保有株数 平均取得単価 口座区分
A 100 500 特定口座

このような表示になりますね。

 

そして、例えば一週間後に同じA銘柄を特定口座で再度100株追加で買いました。

その時の株価は300円でした。

すると、どう表示されるか?

 

銘柄 保有株数 平均取得単価 口座区分
A 200 400 特定口座

こうなります。

 

文字の通り、平均をとります。

 

次、株価200円の時200株追加すると…

↓↓↓

銘柄 保有株数 平均取得単価 口座区分
A 400 300 特定口座

このような表示になります。

 

ですので、自分の平均取得単価より株価が安い時に追加で買えば、平均取得単価を下げることができます。

売却時は、この平均取得単価と売却時の株価の差額で計算されますので、もちろん平均取得単価は安い方が良いということです。

こうやって、株価が下落した時に、買い下がっていって、自分の平均取得単価を下げていくテクニックをナンピンと言います。

平均単価を下げながら保有数を増やし、次に反発上昇した時に、利益を得れるためにするテクニックです。

 

しかし、前述もしていますが、同じ銘柄であってもあくまで、口座区分ごとです。

例えば、A銘柄 100株 平均取得単価500円を 特定口座 で保有していたとして、

次に同じA銘柄を株価300円で追加100株を NISA口座 で買ったとします。

すると、保有表示は…

↓↓↓

銘柄 保有株数 平均取得単価 口座区分
A 100 500 特定口座
A 100 300 NISA口座

このような表示となり、別管理となって、ナンピンされることはありません。

 

どうでしたか?

このような株の管理は、どのような投資方法をするにも基礎となりますので、きっちりおさえておきましょう!

結局、積立NISA等の自動買い付けもこうやってるのです。

※積立NISAや投信積立の記事はこちら↓↓↓

○お金の増やし方 投資信託 投信積立 老後資産形成を考える

安い時にたくさん買って、高い時はあまり買わない…こうやって取得平均単価をおさえながら、保有株数を増やしていって、配当や利益を増やしていってるのですね♪

 

 

逆指値注文

上記で説明した通常注文以外に、逆指値という方法があります。

最初は、通常注文のみでオッケーですが、トレードに慣れてくれば、この逆指値という方法は便利なこともありますので、この際是非、勉強しておきましょう♪

 

【逆指値の注文画面】

市場や数量、執行条件、口座区分の項目は通常注文と同じです。

違うところは…

【逆指値条件】という項目

でも簡単です。指値と成行を理解していれば、あとは画面の言葉通り入力・選択するだけです。

 

例えば、現在価格500円のA銘柄を安く買いたいとします。

市場価格が『480円』『以下』なら『成行』で注文するに設定したとします。

そして、株価が期待通り下落し始め、

490、485、481と下がり始め、478円の株価になりました。すると、480円を下回ったので、成行(買い)注文が発動され、すぐに買い付けができました。

 

と、まあこんな感じです♪

 

この注文方法は、株価をずっと見れない時などに便利で、サラリーマンの人には便利だと思います。仕事中ずっと株価見れないですからね。

 

私がよく使うのは売り注文時で、例えば、持っている株価が上昇を始めたとします。

A銘柄 取得平均単価500円で持っていたとします。

そのA銘柄の株価が、550、翌日も650と上がっていったとします。

ここで、人の心理はこうなります。

待ったらまだまだ上がるかも…

でも、もうすぐ急落するかも…

そんな時に仕事中で株価をみれない! 

どーするか…

 

逆指値注文(売り)の出番です。

 

今、A銘柄は650円です。

よし!630円以下で成行で注文を設定しておこう!

そうすると、株価が見ていない間に下がり、630円を切って、さらに下がっていても、630円付近で利確できるわけです。

利確とは、株式等を売却し、利益を確定させることです。

逆にもし、株価が下がることなく上昇し、630円以下にならなければ、売り注文が発動されませんので、その日は利確なしで、さらなる上昇を狙えるチャンスができるわけです。

 

これが、もし逆指値注文していなければ、急落した時に、せっかく一時的に含み益がでていたのに、最悪マイナスとなる場合もあるのです。

含み益とは、保有している株式等の価格が上昇し、決算(利確)すれば、利益がでる状態のことを言います。対義語:含み損

 

ですので、私は個人的によく上昇中の株価に対して、この逆指値注文を使います。

 

 

売り注文

売り注文については、特筆する事項はとくにありません。

なぜなら、前述した買い注文と全く同じです。

一応、注文画面はこんな感じ

↓↓↓

【売り注文画面】

 

一緒ですね!

ただ、買いと売りで考え方が、逆になるだけです。

指値の場合、買う時はできるだけ安い株価で買いたいので、現在株価が指値価格を下回ったら約定。

逆に売る時は、できるだけ高い株価でうりたいので、現在株価が指値価格を上回ったら約定です。

他の逆指値等の注文も同様です。

 

 

まとめ

どうでしたか?

文章で読むだけでは、少し難しいように感じたかもしれません。

専門用語もたびたび出てきますが、少しづつ覚えていきましょう。(勝手に覚えます!笑)

 

それに上記で解説した以外に、注文の取り消し変更もできたり、株式投資の管理画面の機能は様々あります。

ですので、最初にも申し上げたとおり、実際に売買してみることが何よりの勉強です。

ある程度イメージができたら、恐れずに実際に株を買って、売ることをしてください。

それを積み重ねることが、あなたの株式投資レベルを確実に上げていきます。

 

最期に私の失敗談をお話しします。

↓↓↓

私の失敗談

私は前日までに保有していたA銘柄を当日、株価が跳ね上がったので、全株売却しました。

そして、数十万の利益得ました。

株式投資をはじめて、間もない頃の私は喜び有頂天になっていました。

その日、まだA銘柄を継続して観察していると、後場に入りどんどん値を下げ始めました。

かなり安くなったので、私はチャンスと思い、もう一度買ってみることにしました。

 

この時、私の考えはこうです。

↓↓↓

 

先ほどの売却(利確)で利益は得た。そして、新たに安くなった株価でA銘柄を買いなおせる。

そう思ったのです。

 

しかし、投資のルールでは…

前日までに保有していた株式を当日売却し、同日に同じ銘柄を再度買い付けると、その日売却した株式も保有しているとみなして取得単価が計算されます。
 

よって、その日の売却利益はなかったことに…(泣)

 

これは差金決済取引等の知識が関係してくることですが(より深い知識として興味がある方は勉強してみてください)、要するに、投資ルールの知識が乏しかったせいで、せっかく得た利益を逃した私の苦い経験なのです。

だから皆様は、そんなことにならないように事前にしかっり知識を身につけてくださいね♪

ご拝読頂きまして、誠にありがとうございました。

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