【人生の就職活動】
~様々な働き方をめぐる私の提言~
こんにちは! kidoです。
今回は働き方や仕事についてをテーマとするエッセイ作品の公募で、昔私が応募した作品となります。
仕事は人生において大部分を占めており、どう生きるか? 何が幸せか? と言う問いに常に仕事は大きく関わってきます。
また、社会も常に変化しており、今まであった職業が必要とされなくなったり、逆に新たな職業が生まれたりもします。
そんな中、私たちは社会にどう必要とされ、自分自身はどうすれば適職や天職といったものに辿り着けるのか、悩みが尽きない問題であります。
そんな仕事について、私は過去にこう考えていたんだな……
自分で読み返しても、考えが若いな~ とか、もっとこうだろ! っと思うことも多々ありますが、これは当時の(30歳くらいかな?)私の想いです。
加筆することなく、紹介させて頂きます。
読んで、心に何かを感じてもらえれば幸いです。
人生の就職活動
どんな仕事をしたら良いのだろう?
自分に合っている職業ってなんだろう?
そもそも仕事とは、人生においてどのような位置づけであるのだろう?
仕事というものを考える時、そんなことで思い悩むのではないでしょうか?
私もそんな一人として、就職活動を経験し、今は地方公務員として働いており10年以上が経過しました。
その同期である一人が昨年突如、仕事を辞めました。
彼は今、農業をしています。
同期の中でも一際優秀で真面目な彼が何故急に辞めたのか、不思議に思いました。仕事が厳しいからとか、自分勝手な道楽で辞めるような人ではないと分かっていただけに疑問でした。
その彼と先日、同期会で話すことがあって、私は彼になぜ辞めたかを問いました。
「どうしてもやりたかった。やっと人生で本当にやりたいことが見つかった」
彼はまっすぐな目で、そう答えました。
私は圧倒され、納得するしかありませんでした。
もちろん、その夢を実現させるため、実際に行動に移すことは大変だったはずです。
彼には妻も子供もいる、家庭があります。
周りの人からも「このご時世に公務員を辞めるなんてもったいない」「農業なんかで本当に食っていけるのか?」そんな言葉もずいぶん浴びせられたようです。
それでも負けず、自分の夢を実現させた彼の勇気に私は尊敬しました。
それと同時に、私はこれが彼にとって最後の就職活動になることを祈りました。この仕事が彼の人生で大切なものに育つように……
これは私の同期の一例の話ですが、ある人は、サラリーマンから独立して社長になる人もいます。ある人はボランティアをする人。何かの職人になる人。様々な生き方があるでしょう。
そのような自分の適職・天職を見つけること、人生のしたいことを見つけることは、一生をかけて探すものだということを知っておいてほしいのです。
つまり、最初から適職・天職を見つける必要はないのです。何でも良いから仕事をするのです。
すると、そこから学ぶ経験や知識からまた何かが見えてくるかもしれません。
若者が自分の適職・天職を一発で見つけるのは非常に困難です。不可能に近いです。
それは、圧倒的に知識、経験が少ない。また、自己理解も不足している。第一、世間にどんな職業が存在しているかを知らない。
そんな現実は紳士に受け止めるべきだと私は考えます。
そもそも社会は様々な職業で成り立っています。全ての職業は需要があるから存在しているのです。だから、この世に無駄な職業も、差別されるべき職業もないのです。
仕事をしているということは、それだけで世の中の役に立っているということなのです。だから、それには自信を持っていいのです。社会を運営していくための一員になっているのですから……
だから『社会人』と呼ぶ。私はそう考えています。
働いているだけでもすばらしいことですが、「人生で本当にしたい仕事を見つけたい」もし、あなたがそう考えるなら、大切にしなければならないことが一つあります。
それは自分には何ができるか? 本当にしたいことはなんだ? そう考えながら、日々自問自答し、常に世の中にそのアンテナを張り巡らせておくことです。
決して考えることを止めてはいけません。
そうすると、あなたの人生で思いがけない時に思いがけない何かが見つかるかもしれません。しかし、見つからないかもしれないし、見つかってもそれが社会的に賞賛されるほど上手くいくとも限らないのが現実でしょうが……
しかし、そうするしかないのです。
『夢を見つけたいなら人生が就職活動』
それくらい気長な気持ちで、今やっている仕事や趣味、関わっている人を大切にしてください。そこからはたくさん学びや経験があるはずです。
少なくともそうしている人間は少しずつ、おのおのなりたい自分像に近づいていっている。そんな気がするのです。
そういう意味で私もまだ就職活動の最中なのです。
共に続けましょう! 人生の就職活動を!
その他、読み物(作品)はこちらから
↓↓↓
コメント