こんにちは! Kidoです。
皆さん、読書はしていますか?
私は読書好きであり、一応、出版歴アリの小説家でもあるので、読書の良さを広める活動をしています。
ところで、昨今、YouTube等の動画コンテンツの広がりにより、勉強するのにも動画学習を活用されることも多くなってきました。
今後、5Gの整備が進めば、より動画コンテンツの普及促進されることが予測されます。
そこで、今回、動画コンテンツは本当に万能であるのか?
活字媒体の代表である書籍は必要なくなるのか?
等、動画と読書の特徴を追求し、どちらが情報提供のものとして優れているのか対決させたいと思います。
どちらに軍配が上がるのでしょうか?
楽しみですね♪
それでは解説していきましょう♪
動画コンテンツの特徴
動画コンテンツは、現代人なら誰でも知っているYouTubeが最も代表的なものです。
要は、映像と音声を情報発信のメインとしているものが動画コンテンツです。
その特徴は以下のものがあります。
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〈メリット〉
〈デメリット〉
書籍 活字媒体等の特徴
これは主に読書ということになりますが、活字をメインに情報発信するものには、書籍・新聞以外にもブログ等のテキストコンテンツもあります。
書籍とネット上のものは違うという意見も多いですが、電子書籍や写真入りの書籍、ブログの存在を考えれば、はっきり区別できないところもあります。
ですので、ここでは読書を主に活字メインの情報と考えてください。
〈メリット〉
このような読書(活字)のメリットを以前の記事で説明しました。
※詳細は以前の読書のメリット記事をご覧ください。
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〈デメリット〉
※これらは個人差によるものが大きい。
以前、読書の記事ではデメリットは無いと言いましたが、あえて動画コンテンツと比較すると、以上のようなデメリットが考えられます。
それでは、各特長の詳細を動画と読書(活字)で比較してみましょう♪
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動画VS読書 徹底比較
時間当たりの情報量について
この時間当たりの情報量について、動画は映像+音声で伝えていますので、効率的に情報を伝えるのに適していると言えます。
一方、読書は活字だけです。
すると、どうしても映像+音声の情報処理速度には劣ってしまうのです。
昔、サラリーマン時代、弁論大会というものに出場したことがあるのですが、人に口頭(音声)で伝える原稿としては、1300字~1500字で約5分の発表となります。
弁論大会:自分の意見を皆の前で述べるスピーチ大会です。
このスピードを基に、1つの物語(小説)の情報処理を考えてみましょう♪
10万字(約200ページ)の小説をこの時間に換算すると、330分~380分、約6時間の音声情報量という計算になります。
音声情報だけだと6時間かかりますが、そこに映像情報を加えることで、動画の場合、おそらく2時間程度でこの物語を人に伝えることができるでしょう。
なかなか読書(活字)でこの量を2時間で読める人は少ないと思います。
そういう意味で、時間当たりの情報量は動画に軍配が上がりそうです。
しかし、読書スピードは個人差がかなりでますので、速読できる人ならば、動画に近いスピードで情報を得られる人もいるかもしれませんね。
理解度について
この理解度についても、どうやら動画に軍配が上がりそうです。
前述したとおり、動画は映像+音声で情報を伝えていますので、活字のみの情報に比べ、表や図形、背景等様々な映像としての情報が理解をサポートし、情報が伝わりやすいのです。
ただし、書籍でもモノによれば、表や図解を入れ、そのあたりを補完している書籍も多くありますので、一概に言い切れない部分もあります。
また、活字のみの場合、想像力や思考を多く働かす必要があるので、逆にその困難さが深い知識や創造性の習得という利点につながるのですね。
そう考えると、単に情報を得たいだけなら動画の方が早く情報集可能であるし、しっかりアウトプットするには、読書等して深く考えた方が良いアウトプットができるのかもしれませんね。
動画の中毒性について
これは動画に対するもので、読書好きのことをよく活字中毒と表現したりしますが、そのような良い意味ではないので注意が必要です。
まず、相対的に人間は楽を求める生き物です。この人間に宿る本能的なものが動画中毒という病にかかってしまう原因だと私は思います。
YouTube等の動画コンテンツの流行の理由も大半はこれだと思います。
動画というのは、上記でも説明した通り、情報伝達速度が非常に速いです。
その特性が、多くの人の知識欲、好奇心を次々と満たしていってくれるのです。
そりゃあ、ハマります。実際、私もハマっています!笑
しかし、この好奇心だけを満たすような中毒になってしまうと、動画のデメリットである理解の浅はかさや想像力の欠如といった悪い点が顕著となってしまうのが恐ろしい点です。
逆に、読書は脳(思考)を使うので労力がかかり、高い学習意欲で挑まない人間にとっては、億劫になりがちということですね。
想像力と創造力について
これは完全に読書に軍配が上がりますね♪
読書は活字を読んでそれを頭の中で映像化していく作業が必要です。
だから情報処理に時間がかかるのですが、その作業で自然と想像力が身につくのです。
そして、想像力が高まると自然と創造力まで高まるのです。
この効果は残念ながら動画には期待できません。
なぜなら最初から映像という情報提供がされてしまっているからです。
以前にも言いましたが、これからのAI時代には創造性のある人(クリエイティブな人)が求められるようになります。
そう考えると、読書をして創造性を鍛えることは、これからとても大切ということになります。
まとめ
どーだったでしょうか?
それぞれの特徴を見ていくと、動画も読書も、長所が短所でもあり、短所が長所でもあることが見えてきたのではないでしょうか?
このような結果を踏まえ、結局は使い方と目的次第だなと私は解釈しました。
例えば、スノーボード等スポーツの動きを習得するためには、動画情報が絶対に良いのは容易に想像できますよね。
自己啓発等は、しっかり活字を読んで、想像し、思考を凝らし、そして創造するのが良いかもしれません。
要は、どんな情報を得たいのか、目的に応じた情報ツールを使うのが最も良いということになります。
ただ、最後に言わせてください!
読書は死なないし、殺すべきではありません!
YouTube等の動画コンテンツの流行を始め、若者の活字離れ・読書離れはますます進んでいるようです。
しかし、何度も言いますが、そんな若者が社会に出て求められるのは間違いなく「独創性」「クリエイティブ」な人材です。それ以外はすべてAI、機械が仕事してくれるのですから……
そのためだけではないですが、今一度、読書・活字の大切さを見直し、読書という素晴らしい文化を盛り上げていく必要があると私は思うのです。
最後までご拝読頂きまして、誠にありがとうございました。
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