株式投資講座 第10回
~資金を増やしていける投資家を目指して~
こんにちは! Kidoです。
前回は、基本的なチャート画面ということで、ローソク足・移動平均線・出来高を学習しました。
今回は、その移動平均線を活用したトレード法を例を挙げながら詳しく解説していこうと思います。
テクニカル分析(チャート分析)はいろいろ難しいものもありますが、今からお伝えする基本的な分析だけで十分勝つことができます。
ですので、是非この移動平均線の見方をマスターしてみてください!
それでは見ていきましょう♪
ローソク足は移動平均線に寄る性質
これは、ある銘柄のチャートですが、日足に注目してください。
なぜ、日足を見るかというと、前にも記述しましたが、テクニカルチャート分析は基本的には短期よりの投資方法です。ですので、日足で見ること多いのですね。
はい。
では、この日足のチャートですが…
短期線(5日平均線)とローソク足の関係性に注目してください。
日足をアップした画面がこちらです
↓↓↓
どーですか?
この短期移動平均線(5日線)に沿って、ローソク足が上昇していってるのが見えると思います。
各ローソク足を見ると、大きく上昇し、移動平均線を上離れした日もありますが、結局はまた移動平均線に引き戻されるように寄っていきますね!
つまり、この移動平均線を見て買うべきタイミングは、極力この移動平均線に寄っているところで買うべきなのです。
逆に移動平均線を上離れしている時に「買い」をいれると、長期では上昇したとしても目先の下落に耐えられず損切して資産を減らすという行動になりやすいのです。
ゴールデンクロス
ゴールデンクロスとは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上に突き抜けた時(クロスした時)を言います。これから相場が上昇傾向となる可能性がある買いサインの一つです。
※上記の画像もゴールデンクロスしているので参照してくださいね。
これが日足のチャートで見られたなら、短期的な買いサイン、月足でみられたなら中・長期的な買いサインと見れるでしょう♪
そこで先ほどのチャート(日足)をみると、綺麗に短期線が中・長期線をゴールデンクロスして上昇していく典型的なパターンだと見て頂けるかと思います。
そして、買うべきタイミングとしては、短期線が中期線を抜けた時点で、これは綺麗にゴールデンクロスしてくるかもしれないと予測を立て、「買い」の心の準備をします。
ここから買い集めていくのが一つ。
もう一つは、短期線が中期・長期ともにゴールデンクロスするのを見届けてから「買い」に入ることも一つです。
しかし、その場合、かなり買い圧力が増加し、短期的な決戦を強いられる可能性が高いです。
ですので、私的には前者のパターンですね♪
デッドクロス
デッドクロスとは、ゴールデンクロスと逆で、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下に突き抜けた時(クロスした時)を言います。これから相場が下落傾向となる可能性がある売りサインの一つです。
損切のタイミングと言えますが、逆に信用売り(空売り)で利益を出せるタイミングとも言えますので、ゴールデンクロスとあわせて知っておきたいチャート形状です。
チャート形状はゴールデンクロスと真逆の形です。
買い集め方
ここまでで、ローソク足が移動平均線に寄る法則やゴールデンクロスの上昇チャートを見て、買うタイミングを理解して頂けたと思いますが、大切なのは「買い方」です。
「買い集め方」です。
株式投資は、持ち株数が多いほど大きな利益を生み出せるのはご存知のとおりですね…だから皆できるだけ多くの株数を買おうとします。
しかし、結構この「買い集め方」に問題がある方が非常に多いです!
では、なぜ全力買いがダメなのか…
それは、移動平均線(5日線)はあくまでその期間の平均線であるので、上昇チャートであっても下がる日もあるということです。
要は全力買いをすると、目先の下落に耐えられずに損切りを余儀なくされる。最悪含み損が膨らみ過ぎて損切もできず塩漬け銘柄になることもよくある話です。
ですから、良い買い方の例を挙げると…
総資産100万円を持っていたとして、ゴールデンクロスしそうな銘柄を見つけました。↓↓
現在価格は、移動平均線に寄っています。→5万円分買う。
翌営業日は、上昇し移動平均線を上離れしました。→買わない。
翌営業日、再び下落して移動平均に寄りました。→5万円分買う。
翌営業日、再び上昇し移動平均線を上離れしました。→買わない。
翌営業日、大きく下落し、移動平均線を少し割り込んできました。→20万分買う。
こんな感じですかね♬
※人によっては下落時に耐えられる恐怖心(投資家心理)は異なるので、そこは自分と相談して買い方の割合を増減させればオッケーです。
この基本ルールに従ってトレードし続ければ、ほぼ100%資金は増えていくはずです!
売り方
売却方法については、損切ラインは明確にしておく必要はありますが、上昇パターンについては明確なポイントは無いというのが正しいかもしれません。
それぞれ考察していきましょう♬
【損切ライン】
これらを基準に思わぬ下落に備えてに確実に決めておきましょう!
【上昇パターン】
そして、次に大きく上昇して含み益を抱えている場合の売却ポイントですが、これは上髭の長いローソク足が出現した場合や5日線を割り込んだ場合等が考えられます。
しかし、上昇気流に乗った銘柄はプロでもどこまで上がるかは判断しにくいところがあります。なので私的には5日線の割り込みを基準にするのが明確で良いと考えます。
利益をだして利確することが大切ですから、せっかく大きくなった含み益を売り損ねないようにだけ注意です!
なので売却よりも買い付けの方が重要なのです。「どう買うか」で勝敗はほぼ決まると思っています。
まとめ
後半の説明では、ほぼ「まとめ」に近い内容となりましたが、一応最後に大切なポイントを抜粋して列記しておきますね♬
↓↓
以上このルールをきっちり守ってトレードをすれば、確実に負け越すことはないはずです。実はその「決めたルールを守る」というのが投資で一番難しく、多くの方が負ける原因なのですが…
せっかく勝てるルールがあるのですから、きっちり守って資産を増やしていきましょう♬
それでは最後までご拝読誠にありがとうございました。
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